速報で入ったあるニュース
本日、ここ何年か争われていた音楽教室でのレッスン演奏に関してのニュースが速報で届いた。最高裁判所の判決では「講師の演奏からは徴収、生徒からは徴収せず」というものだったようだ。そもそも音楽教室での講師による演奏は生徒に手本を示す目的であり、営利とは直接結びつけるのは筋違いであろう。曲を取り扱う以上は著作権が生じる、という協会側の主張であるが徴収された著作権使用料は協会の収益でありアーティストに支払われるものではないのである。思わず首をかしげたくなってしまう。日本はこの著作権が高いそうである。このような資本主義によってもたらされる隙間産業的なものの影響が大きくなると国全体へも影響を及ぼすと思う。良い影響ならば素晴らしいことだが今回の著作権訴訟問題では日本の文化、ひいてはある一定の人々の生活まで悪影響を及ぼしていないだろうか?そもそも曲を作る側はそのようなことを期待しているとは考えられない。音楽は人間と共にあるのだ、そして歴史と他文化と共に発展してきたのだ。かれらの私腹を肥やすためではない。会見では協会側が全ての主張が認められなかったため「残念」と述べたそうだが、個人的にはこのような考えの方が残念である。