リストウエイトで響きが豊かに
最近、偶然見つけました。100均ショップでリストウエイトを。足首に巻いてもいいそうですが手首用に1つ購入してみました。
家事をする時に装着していようと思っていたのですが、水に濡らしたくない、汚したくない、と思ってしまいピアノを弾く時に着けてみようと思って弾いてみたら「あはは~!こりゃ楽だわ~!」とビックリしてしまいました。コロコロと速いパッセージには不向きでしたが、和音を弾く時にリストウエイトの重みに任せてバアァーン!と音を出すと、とても楽に感じ、音の響きにも弱冠違いがありました。手前味噌で恐縮ですが結構脱力には自信があったのです。しかし音に違いがあったということはまだまだ開拓改善の余地があったということでしょうか?少々ショッキングな事実ではありましたがそれはそれ。リストウエイトを外して同じ音を出して感覚をつかもうとオタクなひとときを過ごしました。
右腕肩は右を日常でよく使っているので無意識に力が入りやすいですがリストウエイトの重みは上腕の力を抜きやすくしてくれて肩からぶら下がる腕の重みを心地よく感じました。
ピアノを弾いている時に肩が上がってしまいがちだったり、音のボリュームがもひとつほしい!という重力を必要とする楽曲のレッスンをしている生徒に使ってみましたところ、驚くほどボリュームが出て素敵な響きになり喜んでくれました。リストウエイトを外して弾いても同じく弾けた生徒もいればついついクセが出てきてしまう生徒もいました。楽曲によっては和音の連続だと一朝一夕では難しいものです。そこにはまた別の技術課題があります。後日「同じ物を買った」と報告してくれる生徒もいたりして嬉しい限り。リストウエイトを用いた時の重力に任せた弾き方を自宅でも意識を持って練習で身体にうまく記憶させることができたら大変喜ばしいです。